仕事を終えて帰宅しても「疲れが抜けない」「頭が仕事モードのまま」ということはありませんか?
特に現代では在宅ワークや長時間労働、家事・育児に追われ、オフの時間なのに心が休まらない人が増えています。
大切なのは、仕事とプライベートの間に「小さなリセット習慣」を入れること。
ひとりでゆっくりできる人もいれば、帰宅後すぐに家事や子どもの世話が始まる人もいます。
どんな状況でも「短時間でできるセルフケア」を取り入れれば、心の切り替えがスムーズになります。
この記事では、仕事終わりに心を整えるセルフケア習慣を7つご紹介します。
あなたのライフスタイルに合った方法を見つけて、疲れを翌日に持ち越さない習慣を始めてみませんか?
- 忙しくてもできる「仕事終わりのセルフケア習慣」
- ひとり時間がある人・家事や育児で忙しい人、それぞれに合ったリフレッシュ方法
- 翌日に疲れを残さないための心と体の整え方
- セルフケアを無理なく続けるためのヒント
朝・昼・夜・休日のセルフケアも記事にまとめています。
気になる方はこちらもどうぞ。
仕事終わりに心を整えるセルフケア習慣7選

仕事が終わっても気持ちが切り替わらず、疲れが残ってしまう…そんなときに役立つのが「心を整えるセルフケア」。
短時間でもできる習慣を取り入れて、明日を軽やかに迎えましょう。
1. 帰宅後すぐのリセットルーティンを決める

- ひとり時間がある人向け
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帰宅したら、まずは仕事服を脱いで部屋着に着替え、手を洗って、一杯の水をゆっくり飲む。
たったそれだけなのに、体の中から「今日が終わった」と実感できます。毎日同じ流れを習慣にすると、心が自然とオフモードに切り替わり、ようやく“自分の時間”が始まります。 - 忙しい人向け
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子どもの世話や夕飯の支度でバタバタしていても、上着を脱いで大きくひと息つくだけで「よし、家に帰ってきた」と気持ちが切り替わります。
たとえ数秒でも、自分だけの小さな儀式を持つことで、慌ただしい日常の中にほんのひとときの安らぎが生まれるのです。
2. 軽いストレッチやヨガで体の緊張をほぐす

- ひとり時間がある人向け
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ヨガやストレッチを15分だけ。
ゆっくりと体を伸ばすと、固まっていた筋肉が少しずつほどけていき、呼吸が深まります。その酸素が頭に行き渡るにつれて、張りつめていた心までスッと軽くなる感覚を味わえるはずです。 - 忙しい人向け
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料理の合間や、子どもを寝かしつけたあとのほんの1分。
肩をぐるりと回すだけで、ずっと背負っていた重さがふっと抜けていきます。大きな運動でなくても、こまめに体をほぐす小さな積み重ねが、心と体を軽くしてくれるのです。
3. スマホやPCから距離をとる「デジタルデトックス」
- ひとり時間がある人向け
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夜は思い切ってスマホを別の部屋に置いてみましょう。
本を開いたり、好きな音楽を聴いたり──デジタルから離れた“アナログな時間”は、心を落ち着けて「自分を取り戻す」ひとときになります。 - 忙しい人向け
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完全にスマホを手放せなくても大丈夫。
寝る前の30分だけ「SNSを見ない」と決めるだけで、頭のざわつきが和らぎ、眠りが深くなります。その小さな工夫が、翌朝のスッキリ感につながるのです。
4. お風呂時間を「ご褒美リラックスタイム」に変える

- ひとり時間がある人向け
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ぬるめのお湯にゆったり15〜20分浸かるだけで、体の奥からじんわり力が抜けていきます。
入浴剤やアロマを加えれば、まるで特別なスパに来たような気分に。1日の疲れや重さが溶けていき、心までリセットされていくのを感じられるはずです。 - 忙しい人向け
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シャワーだけの日でも大丈夫。
最後に首や肩に1分間お湯をあてるだけで、こわばっていた筋肉がふっとゆるみます。ほんの短い時間でも「疲れを洗い流した」という感覚が残り、次の日を軽やかに迎える力になります。
5. 音楽や香りで感覚を切り替える

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好きな音楽を流し、アロマディフューザーから広がる香りに包まれる──その瞬間、五感がやさしく刺激され、心がふわっとゆるんでいきます。
音と香りが重なり合うことで「今日の疲れを手放すスイッチ」が自然と入るのです。 - 忙しい人向け
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料理をしながらお気に入りの曲を流したり、寝室にアロマスプレーをひと吹きしたり。
ほんの一手間の“ながらセルフケア”でも、空気が変わり、気持ちがすっと和らぎます。忙しい日常の中でも、自分をいたわる小さな合図になります。
6. 感謝日記や一言メモで心を整理する

- ひとり時間がある人向け
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静かにノートを開き、その日あった小さな「よかったこと」や感謝を3行だけ書き出してみましょう。
たとえ短くても、文字にすることで心が整理され、不思議と安心感が広がります。書き終えたノートを眺める時間が、自分をやさしく励ますひとときになります。 - 忙しい人向け
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時間がなくても、スマホのメモに「今日のよかったこと」を一言残すだけで十分です。
数秒の習慣なのに、不安や疲れで重くなった気持ちが少し軽くなり、「今日もちゃんとやれた」という自信につながります。
7. 寝る前のゆったりルーティンで翌日に備える
- ひとり時間がある人向け
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部屋の照明をやわらかく落とし、静かな中でストレッチや読書をする──そんな穏やかな時間が心を整えてくれます。体と気持ちがほぐれていくことで眠りは深まり、翌朝はすっきりとした集中力で一日を始められるでしょう。
- 忙しい人向け
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子どもと布団に入り、いっしょに深呼吸をして「おやすみ」と声をかける。
それだけでも心が落ち着き、安心感が広がります。シンプルな習慣ほど、忙しい毎日に寄り添い、眠りの質を支えてくれるのです。
仕事終わりにやってはいけないNG習慣

「ちょっとのつもり」で続けている習慣が、実は疲れや不安を増やしていることもあります。
リラックスを妨げる行動を避けることが、明日の自分を助ける第一歩です。
1. ダラダラとSNSや動画を見続ける
疲れたときほど「ちょっとだけ」のつもりでスマホに手が伸びますよね。
けれど、気づけば1時間以上経過していた…という経験はありませんか?強い光や大量の情報は、脳に「まだ休めない」と信号を送り続けます。その結果、心が落ち着かず、かえって疲労や不安が蓄積してしまうのです。
2. 深夜までの夜更かし
「せっかくの自分時間だから」と夜更かしをするのも要注意です。
確かに短期的には自由な時間が増えたように感じますが、睡眠不足は翌日の集中力・気力を奪い、仕事のパフォーマンス低下につながります。疲れが取れないまま次の日を迎えると、心の余裕もなくなりストレスが増す悪循環に陥りやすくなります。
3. アルコールに頼る

お酒を飲むと一時的にリラックスできる気がしますが、実は眠りを浅くし、夜中に目が覚めやすくなります。
そのため、翌日に疲れを持ち越す原因に。さらに「飲まないと眠れない」という習慣がつくと、依存傾向になりかねません。ストレス解消の手段をお酒に頼るのは避けたいところです。
4. 仕事メールをチェックする
仕事終わりにメールやチャットを開いてしまうと、せっかく切り替わりかけた心が再び「仕事モード」に引き戻されます。
「返信しなきゃ」という気持ちが休むべき時間を奪い、慢性的な緊張状態に。特に寝る直前のチェックは脳を刺激し、睡眠の質を下げる原因になります。
まとめ
仕事終わりは、心と体をリセットする大切な時間。
ひとりでゆっくりできる人は深く整えるセルフケアを、忙しい人は短時間でできるミニセルフケアを。どちらの方法でも「小さな習慣の積み重ね」が翌日の自分を助けてくれます。
今日から、自分のライフスタイルに合った方法をひとつ選んで実践してみましょう。
きっと明日の朝が、少し軽やかに始まります。
